社労士の試験は難易度が高く、予備校を利用する方も多いと思います。
私も社労士に合格した時に、LECの講座を利用しました。
大手予備校のLECで社労士の講座を検討している人の参考になればと思います。
LECの社労士カリキュラム
カリキュラムは他の予備校と比べ遜色はありません。
労働科目から入り社会保険科目で終わります。
一部、その逆の社会保険科目からスタートする講座もあります(経験者向け)。
ほとんどの講座では各科目が終了すると確認テストが実施されます。
また法改正や白書講座も充実しています。
特にLECは一般常識の統計に関して力を入れており、早い段階から黙っちゃいられないシリーズという講座がスタートします(全4回)。
この講座は白書で絶対押さえておくべき数字ばかりを徹底的に叩き込みます。
また、同時並行で判例対策講座もスタートします。
判例は選択式の労働基準法で毎年出題されていますので、早い段階から判例を学べるカリキュラムはなかなかありません。
それでも判例対策に不安と感じる人は先ほど説明した以上に判例に特化した講座もオプション講座としてあります。
強いてカリキュラム面で不安をあるとしたら直前期の答練回数が少ないことだと思います。
各科目1回は個人的に不安を感じる面もあります。
ただ、そこは模試などを多く受けるなどで対策は立てられるかと思います。
この模試もおすすめできます。
LECの模試レベルは本試験にかなり近いです。
また癖のある問題も少ないため基礎力が付いているか試すにも丁度よいと思います。
模試は全部で4回受けられます。
5月に開催される1回目は本当に基礎中の基礎を問う問題で簡単に出来ています。
回を追うごとに難化していき、3回目と4回目はほぼ本試験レベルだと思います。
特に4回目の模試はファイナル模試といい、各講師の予想問題が入っているそうです。
また、模試の解説冊子もかなり詳しく作られており復習をしっかりしておけば着実に力が付くと思います。
LECの社労士教材は質が高い
LECの教材ですが、条文をベースにしておりその趣旨などから入るため内容を深く知りたい人にはおすすめです。
中身も条文をずらずら書いているのではなく図や表などを用いて説明されているためわかりやすいです。
また、教材の中にも必ず押さえなければならない重要な論点と軽く抑える程度でよい分野が区別されておりメリハリをつけて学習することが出来ます。
各講座によって若干の違いはあると思いますが私が受けた工藤プロジェクトswing by seminarという講座に関していえば、与えられた教材をきちんと仕上げると択一試験に関していえば50点は取れるかと思います。
また過去問題集若しくは問題集が付いてきます。
(講座によって異なります)私が選んだコースでは、過去7年分の過去問題集と予想問題が載っていました。
解説に関してもかなり詳しくなぜこの答えなのかも詳しく記載されています。
市販の過去問解説では、設問の通りやこのような規定はないなどと一言で片づけられる問題もありますが、LECの教材に関してはそのような記載は少ないのが特徴です。
また、ポチ問という過去問を解くネットコンテンツも充実しています。
これを使うことによって通勤やちょっとした合間の隙間時間をうまく利用できます。
1回あたりの回数は数分と短いことが多かったですが試験本番まで長い時間勉強するので毎日積み重ねると結果としてかなりの量をこなせるかと思います。
難点をあげるとテキストが白黒なのでその点を重視される方は気を付けたほうがいいかと思います。
また、解説が詳しすぎて一定の知識がないと混乱してしまう可能性があります。
LECの講師陣は質が高い
LECの講師はカリスマ揃いです。
またほぼ全員が実務家であるため、授業中に実務の話を絡めて内容を分かりやすく説明してくれる時があるので実務を知らない場合はかなりモチベーションが上がるかと思います。
また選ぶコースによっては複数の先生の授業も受けることもできるため、1回目はA先生の講義を受けて、復習としてB先生の講義を受けるといったことが可能です。
また、直前期には各講師オリジナルのオプション講座が数多く用意されています。
これはLECの大きな強みであると思います。
ただ、講座の数が非常に多いため、どれを選択すればいいのか迷うかもしれませんが、まずは自分の弱点をカバーしてくれる講座を選択するのがベターと思います。
金銭的に余裕があるならば各講師の本試験予想問題講座を申し込んでもよいかと思います。
この予想問題もよく当たると評判みたいです。
実際どの講師がこの講座からこの問題を的中させたとパンフレット等に記載されているので一度チェックするのもいいかもしれません。
LECの社労士講座総評
LECの社労士講座はおすすめです。
毎年本試験のことをかなり詳しく分析しておりそれに合わせて授業内容も変更しています。
特に直前期のオプション講座はかなりおすすめできます。
金額は若干高い印象も受けますが講座によればお得なセット割もありますのでチェックするのもいいかもしれません。
また、通信に関しても充実しておりZoonを使い生講義も受講することも可能です。
わからない場合は「教えてチューター」という制度もあり専門スタッフに質問が出来ます。
無料ガイダンスも充実しています。
何回か受講したことがありますが、とても無料とは思えない内容でした。
気になる先生が実際どのような感じで講義をしているのかもわかりますのでおすすめです。
社労士の通信講座は他にも予備校があるので、こちらの社労士の通信講座一覧もチェックしてみてください。
資料請求だけでもしてみると、最新の出題傾向や学習ポイントがわかるので参考になります。