英検4級は、中学レベルの英語力があれば合格することができます。問題傾向も決まっているので、勉強すれば小学生でも英検4級は合格できます。
英検4級はあくまで資格試験なので、それに沿った勉強が一番効率的です。
最短の勉強法で、英検4級に合格できるレベルになれる勉強法を紹介します。
英検4級に必要な英語レベル
英検4級は、中学2年までの英語レベルが必要な資格になります。中学2年までの内容なので、英語が苦手な人には難しく感じる内容もあります。
ですが出題される問題は、傾向が決まっているので対策は難しくありません。
英検4級の出題内容は、筆記試験とリスニングになります。試験形式はずっと変わっていないので、対策が立てやすい資格試験と言えます。
面接などの2次試験もなく、参考書をしっかり勉強すれば合格できるレベルです。
レベル的には難しくないので、英語が得意な中学生ならば簡単に合格できます。中2レベルの英語力と言われていますが、実際には全ての内容を把握しなくても合格点を取ることができます。
合格点をとるだけならば、ポイントを絞った勉強で英検4級は通用します。そのため小学生でも、簡単に英検4級に合格することは可能です。
実際に最近では、低学年の子供も英検4級にチャレンジして1発合格しています。勉強法も確立されているので、英語のレベルが低くても合格だけなら簡単です。
これから、おすすめの参考書などを紹介しますが、実は旺文社 英検ネットドリルを使えば他の参考書はいりません。
旺文社の「英検でる順パス単」「英検予想問題ドリル」「英検全問題集及びCD」をひとまとめになっているからです。
ただしタブレットかパソコンが必要なので、環境がない場合は使えないので注意してください。
英検4級の合格点
英検4級の合格点は、60%取れれば合格できると言われています。
満点が65点になるので、40点ほど取れれば合格点のラインに入ることができます。ただし年によって41点だったり、38点と若干違いがあります。
そのため確実な合格点をとるには、7割ほどの点数を取っておきたいところです。合格点のうち7割なので、45点を超えることができれば安全圏と言えます。
7割程度ならば、しっかりと勉強すれば難しい点数ではありません。合格点を取るためには、効率的に勉強することが重要になります。
英検4級は、2週間もあれば対策としては十分な時間になります。
効率よく勉強することで、最短の勉強時間でも英検4級の合格点を取ることができます。資格取得が目的であれば、合格点は満点を狙う必要はありません。
安全圏の合格点が取れるようになれば、英検4級の資格を得ることができるからです。もちろん完璧にすることも自信に繋がりますが、効率よく取得するに越したことはありません。
英検4級に必要な単語と勉強法
英検4級に必要な単語数は、中2までの1300語ほどと言われています。
1300語と聞くと多いと感じるでしょうが、中1で習う簡単な単語も含まれています。しかし実際には、1300語も知らなくても合格できる人がほとんどです。
もちろん単語力があった方が有利ですが、絶対の条件ではありません。むしろ最低限の英単語がわかれば、英検4級は合格点を取ることが可能です。
市販の単語集は、出題されやすい最低限の単語を覚えられるので効率的に勉強できます。
英検4級の単語集で一番お勧めのものは、旺文社の英検4級でる順パス単になります。
過去問から、試験に出やすい単語をピックアップしている単語集です。出やすい単語から覚えられるので、効率的に英検4級対策の勉強ができます。
また赤シートで隠して覚える勉強法や、実力試しのミニテストも役立ちます。英検4級の単語の勉強は、でる順パス単だけで十分です。
ですが小学生などの英語レベルが低い子供には、少し退屈な内容になっています。
小学生の英語レベル向上を目指すならば、英検4級絵で覚える単熟語がお勧めです。
この単語集は、イラストで英単語を覚えられる工夫がされています。イラスト付きなので、小学生でも英単語をイメージしやすい特徴があります。
英語が苦手な人は、この単語集で勉強したほうが効果的に覚えられます。
英検4級の単語集は、1冊勉強すれば対策としては十分です。2冊も3冊も使う必要はないので、1冊しっかりと覚えることに専念しましょう。
もし時間に余裕がなければ、頻出の単語だけを覚えるというのもお勧めです。
英検4級は過去問を使って勉強すること
英検4級は、過去問をしっかり勉強すれば合格点が取れる資格です。
出題される多くの問題は、過去問から流用されていることが多いです。全く同じ問題は出なくても、似たような問題が出題されることがほとんどです。
そのため過去問を攻略することが、英検4級を効率的に合格できる最短の勉強法になります。
過去問の勉強法のポイントとしては、解説がしっかりしている問題集を選ぶことです。過去問にチャレンジして、間違えた問題が理解できなければ意味はないからです。
英検4級の過去問でお勧めなのは、旺文社の過去問6回全問題集になります。
過去6回分の過去問を、丁寧な解説とともに勉強することができます。間違いやすいポイントや、正解を導く考え方が説明されているのでしっかりと読んで下さい。
この過去問集で勉強することで、効率的に英検4級の合格点を取ることができます。ただしリスニングのCDは別売りいなっているのが、マイナスポイントです。
英検4級はリスニングも必ず出題されるので、対策をした方が確実に合格点を取れます。
この勉強法を実践することで、英検4級に合格できるレベルになれます。ですが基礎力が足りない場合は、過去問の解説を理解できない可能性があります。
そんな人は、英検4級をひとつひとつわかりやすくで勉強することをお勧めします。
こちらは英検4級に必要な、英語の基礎力をつけることを目的とした参考書です。英検4級に必要な知識を、丁寧に解説しているのが本書の特徴になります。
しっかりと勉強することで、英検4級に合格できる英語レベルになることができます。予想問題もついているので、どの程度の理解ができたかの確認もできます。
またリスニング問題もついているので、1冊でリスニング対策もできる良書です。英検4級の勉強法としては、過去問のみか参考書1冊と過去問で練習すれば合格できるレベルになります。
英語の基礎レベルで勉強法が異なりますが、対策としてはこれで十分です。
英検4級に1回で合格できる勉強法
英検4級は、上記で紹介した過去問などを使えば合格できる実力が付きます。
ただし使うだけで合格点は取れず、きちんと覚えることが前提になります。
確実に合格点を超えるためには、以下の手順で勉強すると効果的です。
- 単語集を勉強する
- 過去問を解いてみる
- 過去問が難しければ参考書で勉強する
- 過去問が完璧になるまで繰り返す
単語集を勉強する
もし英検4級レベルの単語力がなければ、単語を覚えることから始めましょう。
でる順パス単を使って、1日1時間ほど単語を覚える時間を作りましょう。ここで重要なポイントは、知らない単語だけを覚えることになります。
知っている単語は覚えているので、知らないものだけピックアップして下さい。
覚え方としては、毎日1回はその単語を読み書きすると効果的です。個人差はありますが、5〜10回ほど毎日繰り返せば覚えることが出来ます。
単語集は完璧にする必要はなく、ある程度の単語が理解できたら問題集に移ります。全てを完璧にしようとすると、時間が足りなくなる恐れがあるからです。
目安としては、全体の7割ほど理解できたら過去問にチャレンジしましょう。
過去問を解いてみる
実力試しに、英検4級の過去問を一度チャレンジしてみましょう。
ここである程度の内容が理解できたら、英語レベルは問題ありません。逆に全く理解できなければ、英検4級に必要な英語レベルに達していないことになります。
目安としては半分も理解できていないのならば、実力不足になります。この状態で勉強しても、確実に合格できるようになる保証はありません。
まずは基礎をしっかりと身につけることが、合格への近道となります。
過去問が難しければ参考書で勉強する
過去問がある程度わかる人は、この勉強は不要になります。
過去問が難しすぎると感じたら、英検4級をひとつひとつわかりやすくで英語レベルを上げましょう。
3回ほど繰り返して勉強すれば、英検4級レベルの内容は理解できるようになります。普通に勉強するより時間はかかりますが、基礎力をつけることは重要です。
英検4級が簡単とは言え、基礎レベルが低いと合格できない可能性が出てきます。合格点を取るためには、最低限の基礎力をつけることが前提になります。
過去問が完璧になるまで繰り返す
英検4級レベルの英語力が身についたら、あとは過去問をひたすら解きましょう。
1回目で理解できない箇所が多くても、何度も繰り返せば徐々に理解できるようになります。人によって違いますが、3〜5回ほど繰り返せば合格点を超える実力が身につきます。
ここで重要なことは、間違えた問題を放置せず復習することになります。ミスを一つでも減らすことが、合格の安全圏に入ることに繋がるからです。
何度も繰り返し勉強することで、英検4級の問題を攻略できるようになります。
英検4級の追い込みですべきこと
英検4級は、基本的には上記の勉強法を実践すれば合格できます。
ただし資格試験は、本番では予期せぬトラブルに見舞われることがあります。万全の状態で受験することが、確実に合格点を取るためには重要になります。
そのためには、追い込み時期に以下のことに注意して勉強をしましょう。
- 時間配分に注意する
- 集中力を持続させる
時間配分に注意する
英検4級の試験は、筆記35分とリスニング30分で構成されています。
時間としては1時間程度ですが、慣れていないと時間配分を間違えてしまいます。ある程度の実力がついたら、追い込みで実際の試験時間を意識して勉強しましょう。
3日前位からで良いので、本番同様の環境で勉強してください。よほどのことがなければ、時間が足りなくなることはないと思います。
しかし念には念を入れて、時間配分も考慮した勉強をしておきましょう。
集中力を持続させる
英検4級は1時間程度の試験なので、集中力を切らさないように注意しましょう。
上記で述べた時間配分に注意した勉強をすれば、集中力は持続することができます。途中で休みもないので、一気に問題を解けるように日頃から集中して勉強しましょう。
これらの勉強は、過去問や予想問題を使って行うと効果的です。
過去問が完璧になったら、最後の追い込みで予想問題ドリルを使うのもお勧めです。
英検4級対策の、総仕上げとして使える1冊なので余裕があればチャレンジしてみて下さい。
英検4級勉強法まとめ
英検4級の勉強は、過去問中心の勉強で合格することができます。
もし過去問を解く基礎力が不足しているのであれば、今回紹介した参考書で勉強して下さい。勉強時間としては、1〜2週間あれば合格点が取れるレベルになることができます。
英検4級は引っ掛けも少なく素直な問題が多いので、しっかりと勉強すれば確実に合格することができます。
補足しますが、旺文社 英検ネットドリルを使えば今回紹介した他の参考書はいりません。
旺文社の「英検でる順パス単」「英検予想問題ドリル」「英検全問題集及びCD」がひとまとめになっているからです。
ただしタブレットかパソコンが必要なので、環境がない場合は使えないので注意してください。